アズライトは、深い紺色の鉱物で、世界中に分布しています。アズライトは古代から宝石や装飾品に使われてきましたが、現代では何世紀にもわたって宝石の他に顔料や染料としても使われています。
アズライトの特徴
アズライトはかなり柔らかい鉱物で、モース硬度で3.5~4程度しかありません。
アズライトはマラカイトと一緒に成長していることが多く、時には1つの石の中で一緒に成長していることもあります。
地質学者や鉱物学者は、アズライトを銅鉱床の位置を推定するために使用します。
アズライト(マラカイトと同様)は銅の副産物であり、鉱床が風化すると形成されるからです。
アズライトは、アメリカ、オーストラリア、チリ、ペルー、フランス、ナミビア、ロシア、エジプトなど、世界各地で発見されています。
アズライトはラピスラズリに似た青色をしていますが、ラピスラズリにはキラキラした内包物がありますが、アズライトにはありません。
アズライトを取り扱う際の注意点
アズライトは、光や熱、外気に触れると時間とともに色が失われていきます。
その柔らかさゆえに、すべてのセッティングで持ちこたえられるわけではなく、加熱するとアズライトが破壊されるため、低温のセッティングでしか使用できません。
アズライトを身につけるときは、長時間屋外に置かないように気をつけ、傷がつくような硬い石を避けて、できるだけ密閉容器に入れて保管してください。
そうすることで、鮮やかな色を保つことができます。
パワーストーンとしてのアズライト
アズライトは、直感的な飛躍や概念的な探求に頼る仕事をしている人に良い石と言われていて、可能性を見極め、新しい方法で物事を結びつけるのを助けるとされます。
アズライトを持ち歩いたり、身につけたりすることで、概念やアイデアの学習、つまり洞察力や心、理解、つながり、可能性を見出すことに関連するすべてのことを助け、勉強するときやテストを受けるときに身につけると、学んだことに集中できるといいます。
また、そのビジョンを内向きにして、自分の人生の道筋や、すべてがどのようにつながっているのかを見るのにも役立ち、自分が何者であるか、前に進むために何を変える必要があるかなど、真実を見極めるのに良いとされています。
スピリチュアルな探求者や、エゴを超えて、自己啓発や癒しのためにどこに力を注ぐのがベストなのかを知りたい人にとって、貴重なパワーストーンとして支持されています。
アズライトは、人を見分け、状況を見極めるのに適したクリスタルと言われていて、人とその動機(自分自身も含めて)を冷静に判断し、より良い選択ができるようにサポートしてくれると言います。
人生の中で何かに真実の光を当てたいときに、アズライトを手に取ってみるのもいいですね。
他の石との組み合わせとしては、アズライトとマラカイトやクリソコラ、あるいは3つの石をブレンドしたジュエリーやビーズがよく見られます。
この場合、特性はそれぞれの宝石の組み合わせになりますが、マラカイトは緑、クリソコラは青緑なので、色合い的にも合わせやすくなっています。
天然石に魅せられて仕入れのために世界各国を飛び回る、Storiaの店長です。大阪市福島区で育った二児の父。学生のころからミネラルショーにも参加するほど石が好きで、中国やロシア、ブラジルに原石を探しに行ったり、アメリカでクリスタルヒーリングのセッションを受けたことも。特技は何でも食べられる(ようになった)こと。
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