ツルタです!最近、モリオンや翡翠と並んでお問い合わせが多いのがこちらのヒマラヤ水晶。歴史の中でのヒマラヤ水晶についてお話します。
ヒマラヤ水晶の原産地とは
ヒマラヤ水晶は、ヒマラヤ山脈の中で形成された希少な古代水晶の一種です。
ネパールとブータンを貫き、インドと中国の国境を形成している雄大な山脈です。
ヒマラヤ水晶は、クラスター、細い針のようなポイントなど、様々なサイズと形状で採掘されています。
内包物とヒマラヤ水晶の色合い
他の金属や鉱物を内包していることがあり、その場合は他の天然石と同様に色が変化します。
最も多く見かけるのは、地球上の自然放射線によって生じたスモーキークォーツっぽいヒマラヤ水晶。
リン酸塩やアルミニウムの影響と考えられていて、透明から黄色、薄いピンク色に変化します。
これらはサマディクォーツと呼ばれることも。
あとはヘマタイトが内包されているため、結晶の先端に赤い色がついているものもあります。
ヒマラヤ水晶の希少性
ヒマラヤ水晶は、ほとんどの産地が標高の高い峻厳な場所にあるため、手に入れるのが非常に難しいのが特徴です。
採掘に機械が使えないため、ひとつひとつ手作業で掘り出されるため、一度に採れる量は限られていますし、ベースキャンプまでの危険な道のりを歩かなければならないんです。
その過程で、水晶の一部が破損したり、破壊されてしまうこともあります。
世界最高峰の山々での過酷な環境にさらされますから、命の危険だってあるんです。
浄化において最高のパワーストーン ヒマラヤ水晶の効果とは
ヒマラヤ水晶は世界でナンバーワンのパワースポットで採掘されるため、特別なエネルギーを持っているとされています。
水晶といえば浄化のパワーストーンとして有名ですが、ヒマラヤ水晶はその中でも特に浄化のエネルギーが強いと言われていて、国内外を問わずヒーラーの方に支持を得ています。
水晶の歴史と用途
水晶は古代よりヒーリングアイテムとして使用されてきました。
シャーマニズムの修行では、「光の石」と呼ばれ、透視の道具とされています。
さらに水晶はオーストラリアのアボリジニや北米のプレーリーインディアンによって、長期的な目標達成のためのタリスマン(お守り)として伝統的に使用されてきました。
また、ナバホ族は、太陽が初めて世界に光を投げかけたのが水晶であると信じていました。
水晶ポイントの6角形の形状は、プログラムや意図を保持し、そのエネルギーを拡大し、周囲に放射することと信じられてきたんです。
このように水晶が特別なものとされていたのは近年の話ではなく、常に人類の歴史と密接な関係があったことがわかっています。
ヒマラヤ水晶の特徴と産出量
ヒマラヤ水晶は硬度7の二酸化ケイ素の鉱物で、結晶系は六角形で、様々な形状に成長します。
水晶、つまり石英は最も豊富な鉱物のひとつで、世界のすべての大陸で見つかりますが、入手可能な水晶の多くはアーカンソー、ブラジル、マダガスカルで採掘されています。
特にブラジル ミナスジェライス州で採れる水晶は透明度が高く、安定した人気があります。
ヒマラヤ水晶は高地でしか採掘できないことから、量を確保できず、それが高額で流通する理由のひとつとなっています。
神々が住む、聖なる地で採掘された水晶だから、って意味だけじゃなく、シンプルに採掘するのが難しいから高くなってしまう、ってことなんだな。
ブラジルなんかは機械や火薬を使って、派手に採掘してるんですか?
いやいや、そんなことないよ!
ヒマラヤ水晶みたいに高地ではないけど、ミナスジェライス州の現場に僕が行った時は人の手で採掘されていたし、すごく過酷な作業現場だった。
研磨も機械こそ使うけど、自動的に加工してくれるわけじゃないからね。
水晶って採れる場所が多くて、量を確保できるから今の価格になっているけど、たくさんの人々の努力に支えられているんですね。
ブレスレットを作る時も、大切に扱わなきゃ。
そうだよ、ツルタくん!
当たり前のように目の前にあるものが、実はかけがえのないもの。
店長である僕のことももう少し敬ってもらっても…
それは別。
ウィッス。
日本は世界的に見ても、希少なヒマラヤ水晶を手に入れやすい環境にあります。
天然石ビーズの一粒に対しても感謝と尊敬の気持ちを忘れず、心を込めてブレスレットを作っていきます!
ヒマラヤ水晶についての記事
天然石好きが高じてstoriaという石屋さんにお勤めすることになった関西人。主に仕入れとデザインを担当していますが、最近は写真撮影も勉強中。これまでに買付にいった国はブラジル、中国、タイなど。特技はどこでも眠れること。
コメント
マニカラン産の赤みが強いものを探しています。
できればビーズになっているものを希望ですが取り寄せられるでしょうか。
ビーズ状のものもご用意できますが、すべて赤いものではなく、白っぽいものも入ってきます。
オーダーでしたら制作前に使用する珠の画像をお送りできますので、ご利用のモールからお問い合わせください。
当店の現在の在庫ですご、マニカラン産は8mm・10mm・12mmの取り扱いとなります。
実物画像を見ていただいてからご購入をご検討いただけます。
よろしくお願いします。
ガネッシュヒマールも山岳地帯で雪山ではないんですよね
ヒマラヤ山脈の中腹でほってきたような印象を受けますがじっさいは
遠くからヒマラヤ山脈を見ながらの採掘ということでしょうか
どこからどこまでの産地がヒマラヤ水晶になるのか曖昧な気がします。
ヒマラヤ山脈といっても、国境をまたがっていますし、難しいですね。
ガネーシュヒマールやクル産などは一般的にヒマラヤ水晶として流通しています。
マニカランも多いので、やはりネパールやインドの印象が強いですね。
ヒマラヤ水晶のなかで手に入れやすいものはインド産ですか?ネパールのものはあまり見かけません。あってもガネーシャの置物だったりでブレスレットになっているものは出回っていないんでしょうか。
国でいうとインド産になります。
ネパールのヒマラヤ水晶は近年特に流通量が少ないですね。
原石なら探せばあるかもしれません。
ガネーシャの置物も見たことがありますが、本当にネパール産なのか判断できないので、当店では取り扱っていないんです。
ヒマラヤ近郊で採掘された水晶が、カトマンズに運び込まれてそのままガネーシャの置物に加工されることはまずないんじゃないか、というのが当店バイヤーの見解です。
ヒマラヤンの特徴についてまとめるのはいいと思いますが該当しないものもあります
緑泥やピンクがかっているのはあくまでその傾向があるというだけのことかと
ご指摘どおり、様々ですね。
緑泥が入っている水晶の中でも、真っ白な部分も多々あります。
ヒマラヤ水晶のさざれでも効果はあるのでしょうか
浄化に使いたいと思っています
ヒマラヤ水晶のサザレ石も浄化アイテムとして人気ですよ。
平皿に敷き詰めて、ブレスレットを乗せる方法がおすすめです。
ガネッシュヒマールの水晶で作られたブレスを探しているものですが、なかなか見つかりません。日本では買えないのでしょうか。※12ミリで探しています
ガネーシュヒマール産のヒマラヤ水晶は、ビーズになったものはかなり少ないです。
当店でも入荷したタイミングで扱っていますが、一年以上仕入れがない、なんてこともザラです。
12mm以上の大粒サイズは特に流通量が安定しませんので、見つけられたらすぐ購入をおすすめします。
アイスクォーツと書いてあったものを購入しました。
氷の下から発見されたと書かれてあったと記憶しています。
記事を見るかぎりその可能性は薄いのでしょうか?
気に入って使っていたのですが。
販売店によるので、その情報だけでは本物かどうかはわからないです。
ごめんなさい!
ヒマラヤ山脈の氷の下から見つかった水晶、というのはかなり希少だと思います。
お値段もかなり高くなるはず。
少なくとも、一般的に流通していることはありませんね。
ガネッシュヒマールの水晶はまだ見かけますが粒が小さいものばかりです。20ミリほどの大玉を探しているのですが取扱はありますか?
20mmはお取り扱いがないです。
お役に立てず申し訳ないです。
14mmなら少しだけ在庫があるので、ぜひご検討ください。