天然石のビーズアクセサリーを選ぶとき、「なんでこんなに価格差があるの?」と思ったことはありませんか?実は、同じ石でもビーズによって品質が大きく異なるんです。今日は、天然石ビーズの品質を左右する要素について、詳しく見ていきましょう。
1.カラー(色味)の美しさ

天然石ビーズの品質を決める最も重要な要素の一つが色味です。原石のどの部分を使うかによって、色の濃淡や鮮やかさが全く変わってきます。
色の濃さ:一般的に、色が濃く鮮やかなビーズほど高品質とされます
均一性:一連のビーズで色味が揃っているかどうかも重要
退色の有無:時間が経っても色褪せにくいものが高評価
2.透明度・クラリティ
特に水晶系やアメジストなどの鉱物では、透明度が品質の大きな指標になります。
クリアさ:濁りが少なく、透き通っているか
インクルージョン(内包物):少ないほど高品質とされますが、石によっては内包物が美しさのポイントになることも
クラック:ひび割れが少ないほど良質
3.模様・柄の出方

これこそ、原石のどの部分を使うかで大きく変わる部分です!
特徴的な模様:アゲートの縞模様、ラピスラズリの金色の斑点など、その石らしい柄がしっかり出ているか
バランス:模様の配置が美しいか
個性:一点物としての魅力があるか
4.カットと研磨の質
加工技術も品質を大きく左右します。
形の整い具合:真円に近いか、サイズが均一か
研磨の丁寧さ:表面がツルツルで光沢があるか
穴の加工:穴が中心にあり、バリがないか
5.サイズと形状

大きさ:同じ品質なら大きいビーズほど価値が高い傾向
希少な形状:特殊なカットや大粒のビーズは希少価値が上がります
6.産地とレア度

産地:有名な産地のものは品質が保証されやすい
希少性:採掘量が少ない石や、特定の条件でしか生まれない柄は高評価
まとめ
天然石ビーズの品質は、原石のポテンシャルと加工技術の両方で決まります。同じ原石でも、表面近くの部分と中心部では色も模様も全然違う——だからこそ、ビーズ一つひとつに個性が生まれるんですね。
お気に入りのビーズを選ぶときは、ぜひこれらのポイントを意識してみてください。高品質なものを選ぶのもいいですし、逆にちょっとクラックがあったり色ムラがあったりする「個性派ビーズ」を選ぶのも、天然石ならではの楽しみ方ですよ!

天然石に魅せられて仕入れのために世界各国を飛び回る、Storiaの店長です。大阪市福島区で育った二児の父。学生のころからミネラルショーにも参加するほど石が好きで、中国やロシア、ブラジルに原石を探しに行ったり、アメリカでクリスタルヒーリングのセッションを受けたことも。特技は何でも食べられる(ようになった)こと。

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