天然石って見分けられるの?→すぐ見分けられるものと、そうでないものがありますよ

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ツルタです!「モリオンブラックオニキスって見てわかりますか?」といった見分け方に関するご質問をよくいただきます。結論、天然石を販売する仕事をしていても、見分けられないものはありますね。

天然石って見分けられるの?

特徴的なものはわかりますよ。

特徴的な天然石

たとえば上の画像だと左からタイガーアイセラフィナイト天眼石(アイアゲート)。

パッと見でこの模様はこの石しかないでしょ、という石たちです。

独特の模様を持っている天然石ってイイですよね。

だけど、モリオンとブラックオニキスなんかは目で見ただけじゃわからないんです。

「ええ~!?ブレスレット作って販売までしてるのにダメじゃん!もっと勉強して!」と怒られそうなんですけど、ホントそっくりなんですよ!

黒い天然石たち

たとえばこの画像は左からオニキス、モリオン、ブラックトルマリン

みんな同じに見えませんか?

簡単な石の紹介をすると、モリオンは水晶の一種なんです。

黒水晶という和名通り、真っ黒で透明感がないんですよね。

よほど強い光を一点照射しないと、光すら透けません。

で、ブラックオニキスは玉髄の一種です。

水晶とはまた違った鉱石なんですよね。

ただ、こちらも真っ黒に染色されていることが多くて、光を当てても全く透けません。

あと、ブラックトルマリンはいろんな色が存在するトルマリンの中でも、不透明で黒いのものものを指します。

こちらも透けませんから、並べてみてもほとんど違いはないんですよね。

じゃあどうやって判別するの?

どっちかわからないまま販売しているのか、というと、もちろんそんな事はないです。

確実なのは「鑑別に出すこと」です。

宝石やダイヤモンド同様、天然石も鑑別してくれる専門の機関があるんですよね。

しかも結構安価だったりします。

鑑別書が必要なく、石の種類を鑑別するだけなら3000円ぐらいで見てもらえますよ。

ちなみに業者さんしか入れないわけじゃなくて、普段から取引のない一般消費者でも鑑別してくれるところも多いです。

ウチだと、こういった専門機関に仕入れた天然石を鑑別してもらって、その上で商品を作ってます。

もちろん全部の石を鑑別してもらうと、非現実的な販売価格になっちゃいますから、連で仕入れて一部を鑑別する、という方法ですね。

国内の業者さんだと「鑑別後に結果が違った」なんてことはまずないんですが、海外で仕入れた石だと似た石だった、なんてことはあります。

画像で見分けるのは難しい

「3年前に買ったんですけど、これが何の石かわかりますか?」

という質問をいただくことも多いです。

でも心苦しいことに、画像だけだと判別するのが難しいんですよね。

適当なことは言えないですし…。

ガーネット 指輪

宝石なんかでもルビースピネル、ピンクサファイアなどよく似たものがあります。

色が薄めのルビーと濃いめのピンクサファイアとかそっくりだし。

光の入り方や色で判別できることはあるので、動画ならわかることもありますね。

なので、お客様から聞かれた時は「おそらくコレかコレかな?」みたいなあたりは付けられるのですが、正しい石の判別となると鑑別機関で見てもらうのが確実な方法となります。

なので、おすすめの鑑別機関をご案内したりしますね。

というわけで「こんな方法で見分けられるよ」「この石とこの石って似てるよね」といったご意見がありましたら、ぜひコメント欄で教えて下さい!

     

コメント

  1. 匿名 より:

    ブラックオニキスってまっ黒の状態で土から出てくるんですか?それとも染めているんですか?

    • ツルタレナ@デザイン担当ツルタレナ@デザイン担当 より:

      縞模様になっていたり、白が混ざっていることがほとんどですね。
      黒く染めているものが多いですが、色落ちすることはまずありません。
      また、加熱処理されているものもあります。

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