トパーズは硬い石で、モース硬度は8です。レッド、オレンジ、ピーチ、ピンク、ゴールド、イエロー、ブルー、ブラウン、グリーン、ホワイト、クリアなど、さまざまな色があります。
宝石としてのトパーズ
トパーズとは、サンスクリット語で火を意味する言葉。
硬度が高いため、ジュエリーに加工する際にはファセットを施すのが一般的ですね。
トパーズの色を変えるために多くの技法が用いられています。
トパーズの産地
市販されているトパーズのほとんどはブラジル産ですが、スリランカ、インド、ロシア、アメリカ、カナダ、メキシコ、イタリア、日本など世界各地で産出されています。
中でもブラジルはトパーズの最大の生産国の一つであり、ブラジルのペグマタイトからのいくつかの透明なトパーズの結晶は、かなり大きな塊で産出されます。
17世紀の冒険家であり、高級品を扱う商人でもあったジャン・バティスト・タヴェルニエが発見した「アウランゼーブのトパーズ」は157.75カラット、もう少し新しいところでいくと「アメリカン・ゴールデントパーズ」は22,892.5カラットもの重さがありました。
さらに、ジンバブエのセントアンズ鉱山から、鮮やかなブルートパーズの標本が1980年代後半に発見されています。
トパーズの無色と水色の品種は、ラノ高地の中のテキサス州メイソン郡で先カンブリア時代の花崗岩で発見されました。
誕生石とトパーズ
トパーズは占星術の分野では射手座と関連しており、11月の誕生石(イエロートパーズとシトリン)でもあるのです。
ブルートパーズは12月の誕生石で、ピュアトパーズ(クリア/ホワイト)は4月の誕生石であるダイヤモンドの代わりに使われることも。
また、トパーズは結婚4年目、19年目、23年目の記念日の石でもあります。
トパーズの変色加工処理
トパーズは、自然には存在しない色を作り出したり、自然の色をより鮮やかにしたりする加工が施されることが多い石。
例えば、ブルートパーズは、色を強調するために放射線を照射されることが多いのです。
また、トパーズにチタンの蒸気を当てると、ミスティック・トパーズになります。
これらの技術により、新しい世代のトパーズが誕生し、この美しい石を一般顧客が購入できるようになったわけです。
パワーストーンとしてのトパーズ
トパーズには様々な色があり、それぞれ異なる特性を持っています。
ホワイト/クリアトパーズは、拡大鏡のような役割を果たし、持ち主が集中するのを助けるとされます。
ゴールデントパーズもまた、目標の顕在化を助けますが、よりゆっくりと、自分の人生の道とつながり、受け入れることに重点を置いたパワーストーンです。
天然石に魅せられて仕入れのために世界各国を飛び回る、Storiaの店長です。大阪市福島区で育った二児の父。学生のころからミネラルショーにも参加するほど石が好きで、中国やロシア、ブラジルに原石を探しに行ったり、アメリカでクリスタルヒーリングのセッションを受けたことも。特技は何でも食べられる(ようになった)こと。
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