ラリマー(ブルーペクトライト)の産地や歴史、特徴について

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ツルタです!今回は人気のヒーリングストーンであるラリマーについてお話します。

ラリマーは希少な宝石

ラリマー

ラリマー(ブルーペクトライト)は、非常に希少な宝石のひとつです。

なぜなら、ドミニカ共和国バラホナ州の山間部にある、比較的アクセスしにくい場所でしか発見されていないからなんです。

1916年にラリマーの採掘を依頼したのが最初の記録として残っていますが、実際にこの石が宝石業界に姿を現したのは1974年になってからなんです。

ラリマーの発見

1974年、米国平和部隊のノーマン・リリングとドミニカ人のミゲル・メンデスが海辺でラリマーのかけらを発見しました。

メンデスは、娘の名前「ラリッサ」とスペイン語で海を意味する「マル」を組み合わせて、「ラリマー」という名前を付けました。

メンデスやリリング以前にも、この地域の住民やその祖先は、この石について実は知っていたのです。

ラリマーは海から産出されるというのが初期の説で、その後、地球の火山活動によって産出されるようになったとされています。

島に伝わる話では、この石は海岸で簡単に採取できたといい、ブルーストーンと呼ばれていました。

しかし、ある日、青いラリマーの石が見当たらなくなり、地元の人たちが上流を探検したところ、青い石の産地と思われる岩が見つかったといいます。

ラリマーの小さな塊は、そのほとんどが形成されたその場所にそのまま存在するのですが、土壌の浸食によって破片が割れ、降雨によって丘陵の斜面を下って川に移動したのです。

そして、いくつかの破片は波によって海岸に打ち上げられました。

ラリマーが作られるまで

ラリマーは、高温のガスが結晶化した鉱物を火山性の管に押し上げることで形成されたものです。

この石を採掘するために、鉱夫たちはこの管を特定し、古い火山を深く深く掘っていかなければならないのです。

ラリマーはジュエリーに最もよく使われますが、ビーズや装飾品だけでなく、キャビネットの取っ手などにも使われています。

カリブ海の宝石

ドミニカ

ラリマーの美しい青色は、カリブ海の海や空の美しい青色を体現していると考えられていて、その美しさから「カリビアン・ジェム」とも呼ばれています。

さらにヒーリングストーンとしても愛され、人体、特に喉の部分に働きかける石という言い伝えがあります。

発声やコミュニケーション能力を高め、体の自然治癒力をサポートすると信じられ、ラリマーのジュエリーを身につけたり、ポケットや枕の下にラリマーのかけらを入れている人もいます。

トリニダード・トバゴに住み、世界中に多くのヨガセンターを設立したひとりのヒーラーが「ドミニカ共和国を含むカリブ海の島々は失われたアトランティス大陸の一部である」と主張したことから、ラリマーはアトランティスの石とも呼ばれるようになりました。

彼はさらに、その島のひとつで癒しの力を持つ青い石が見つかると言い、その石がラリマーに相当すると説明したのです。

そういった経緯から、ヒーリング業界では特に人気のあるパワーストーンとなりました。

ジュエリーとしての用途

ラリマーのジュエリーは、日本国内はもちろんのこと、カリブ海近辺でとても人気があります。

日本ではブレスレットが多いですが、その他にもペンダントトップに選ばれたり、指輪やイヤリングの素材にも使われています。

     

コメント

  1. 匿名 より:

    欲しいんですけど全然綺麗な石を見かけません。茶色い汚れ?みたいなものがついているラリマーがほとんどです。綺麗なものは何十万もするのでとても手がでません。

    • ツルタレナ@デザイン担当ツルタレナ@デザイン担当 より:

      最近は特に高額になっていますね。
      汚れではないのですが、インクルージョンが混ざって水色や白以外のものが入っている石がほとんどだと思います。
      当店でも入ってきたら教えて欲しいという方がたくさんいらっしゃいます。

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