ツルタです!目の醒めるような鮮やかな色合を持つ宝石たち。希少性と美しさを兼ねそろえた希少石をご紹介します。
パパラチア・サファイア
オレンジとピンクの2色で、非常に珍しいサファイアです。
スリランカ、マダガスカル、タンザニアの一部で発見されたこの石は、まるで熱帯の夕日の色合いをすべて取り込んだかのうような輝きです。
とはいえ、ほとんどの宝石は2カラット以下であり、すべてが同じ輝きを持つわけではありません。
サファイアというと夜空のような美しいブルーカラーを想起しますが、パパラチア・サファイアはまた別の美しさを秘めています。
ピンクサファイアは、愛と創造性を育む石とされていますが、パパラチア・サファイアも同様だと言われています。
パライバトルマリン
パライバトルマリンは、深いブルーグリーンの海中に飛び込んでいくようなみずみずしさを感じさせる石です。
ブラジルの同名の地域から産出されていて、この種のトルマリンが発見されるのはこの地域だけです。
パライバトルマリンは非常に希少で、ダイヤモンド1万個に対して、このネオンカラーの石は1個しか市場に出回っていません。
明確なビジョンを持つ石と言われ、素晴らしい未来への道を切り開く手助けをしてくれる、とされています。
ビルマルビー
ビルマルビーは特に美しく希少な存在です。
どのルビーも豊かさと華やかさを備えていますが、ミャンマーの奥地で採れるこの深いベルベットレッドの宝石は、ルビーの世界観を変えてしまうほどの希少性と力強さを備えています。
他のルビーが鉄分を多く含むため濃い赤になるのに対し、ビルマルビーは鉄分をほとんど含んでいません。
そのため、より鮮やかな色合いと高い蛍光性が目を引き、持つ人の想像力をかき立てます。
ビルマルビーは、温もりと情熱に火をつけてくれる、といいます。
ポードレッタイト
国内ではプードレットタイト、と呼ばれることもある希少な宝石です。
新雪の上に降り注ぐ柔らかな朝の光のエッセンスを取り込んだ、ピンク色が美しいカナダのケベック州産の希少な石です。
その名前は、この宝石が採掘された採石場を所有していた一族に由来します。
しかし、最初のポードレッタイトは2000年にミャンマーで採掘されました。
重さ9カラット以上、淡いピンク色の宝石は、スミソニアン博物館で展示されています。
それ以来、1カラット以上の重さのポードレッタイトを見つけることはほぼ不可能とまで言われています。
まとめ
どの宝石もうっとりするほど美しいですよね。
ずっと見ていられるような、不思議な魅力を持つ鉱石たち。
世界にはまだたくさんの知られていない宝石があるに違いありません。
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天然石好きが高じてstoriaという石屋さんにお勤めすることになった関西人。主に仕入れとデザインを担当していますが、最近は写真撮影も勉強中。これまでに買付にいった国はブラジル、中国、タイなど。特技はどこでも眠れること。
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