ツルタです!偶然に発見されたものや、探検家が発見したものまで。石の世界には夢とロマンがありますよね。希少な宝石たちをご紹介します
ブラックオパール
暗く夢のような、乳白色の背景と虹色の色を持つオパール。
しかし、ブラックオパールはそれとは全く別物なんです。
この希少なオパールは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州のライトニングリッジという地域で発見されました。
「オーロラ・アウストラリス」と名付けられたこのブラックオパールは、なんと180カラットもの大きさで発掘されました。
ブラックオパールは、身につける人の気持ちを解放してくれるエモさのある石という点ではオパールと同じですが、ブラックオパールは保護と透視の要素も持つと言われています。
ターファイト
1940年代にダブリンの宝石商からスピネルの入った箱を買ったと思い込んでいた宝石学者リチャード・タフ・ダブリンが、偶然に発見した宝石です。
この石はスリランカで発見されたものですが、中国やタンザニアでも発見されています。
淡いピンクや紫の柔らかな色合いのこの石は、ごくわずかしか存在しないため、すべて個人のコレクションにしまい込まれており、市場には出回っていません。
ターファイトは、不運のサイクルを幸運に変えてくれると信じられています。
グランディディエライト
フランスの鉱物学者アルフレッド・ラクロワが、マダガスカルの海岸で初めて発見した宝石です。
彼は、マダガスカルの自然史に詳しい有名な探検家の名前をとって、この宝石を名付けました。
この石は、緑と青のぼやけた色調に土の色合いが織り込まれた、魅力的な色合いをしています。
当初は、セレンディバイトというめったに見ることのできない別の石の発見と思われていました。
グランディディエライトは、スリランカなど世界各地で小さな鉱脈が発見されているものの、まだまだ超レアストーンといえます。
青と緑の土の色合いの優しいエネルギーはパワーストーン業界でも注目されているんです。
ジェダイト
多くの伝説に包まれたジェダイトは、ダイヤモンドよりも高い価格を持つとされ、マオリ、中国、マヤの文化圏で特に珍重されてきました。
ジェダイトはジェイドよりも硬く、透明度が高いため、春の清流や葉の上に落ちた露のように見えることもあります。
この石は幸運に満ちていて、強力なポジティブさを秘めているといいます。
緑色のジェダイトが最も有名ですが、ピンク、白、黒、ラベンダー、オレンジなど、さまざまな色合いのジェダイトもあります。
マスグラバイト
60年代後半にオーストラリアのマスグレイブ山脈で発見されたこの希少な鉱物は、暗めの色をしており、あまり知られていないタアフェイトの仲間でもあります。
その後、この宝石はマダガスカルの奥地でも発見され、グリーンランドや南極の氷の下からも発掘されています。
この宝石は非常に珍しく、1カラットの平均価格は35,000ドルにもなるため、熱心な鉱石愛好家でもこの宝石を見かけることはほとんどないかもしれまsねん。
マングラバイトには、心身の癒しを早める効果があると信じられていますが、希少価値の高い宝石であるため、謎に包まれたままです。
ペイナイト
ペイナイトは世界で最も希少な宝石のひとつで、長い間、世界にたったひとつしかなく、大英博物館に収蔵されています。
その後、いくつかの宝石が発見されましたが、その数はまだ非常に少ないままです。
ペイナイトのほとんどは断片的でファセットがないため、宝石としてカウントされないことが多いのです。
ミャンマーのある地域からしか産出されない、非常に希少な水晶であることは間違いありません。
オレンジやブラウンゴールドの色調を持つ濃い赤色または燻し色のこの石は、その物語が示すように神秘的な輝きを持っています。
アンモライト
アンモライトはゴージャスな生物由来の宝石で、ロッキー山脈の鉱床で発見された超レアな存在です。
6500万年以上前の海洋軟体動物の殻から作られているのです。
アンモライトは、オパールや真珠と似た雰囲気を持つ石ですが、より多くの色彩を持っています。
アンモライトの表面は、まるで虹の魔法の破片のようで、カラフルな万華鏡のような宝石です。
世界にはまだ見つかっていない宝石がきっと眠っているんでしょうね。
今後、新たな発見が見られるかもしれません。
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天然石好きが高じてstoriaという石屋さんにお勤めすることになった関西人。主に仕入れとデザインを担当していますが、最近は写真撮影も勉強中。これまでに買付にいった国はブラジル、中国、タイなど。特技はどこでも眠れること。
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