ツルタです!一般論として天眼石は希少ですが、いくつかの産地では天眼石が産出されているんです。今回は天眼石の産地についてお話します。
特殊な模様を持つ瑪瑙「天眼石」
天眼石とは、眼のような丸い同心円状の模様がひとつ以上ある瑪瑙のことです。
上の画像は天眼石のブレスレットで、美しい模様がいくつもついています。
ではこの興味深い鉱石はどこで採掘されているのでしょうか?
世界的な産地の中から、代表的なものをご紹介しますね。
チベットアゲート
アジア圏で一番有名なのはおそらくチベットだと思います。
ダライ・ラマ14世がノーベル平和賞を受賞した際に、天眼石の宝具を身に着けていたことから一気に知名度が上がりました。
産地の名前から、チベット瑪瑙、チベットアゲートと呼ばれることもあります。
ブラジル リオ・デ・グランド・スル州産天眼石
世界的な宝石の産地として知られるブラジルでも、天眼石は採掘されています。
色合いが美しく、模様がくっきりとしていることがブラジル製アゲートの特徴ですね。
ボツワナアゲート
アフリカ南部のボツワナは、カラフルで変わった瑪瑙の産地として有名です。
ボツワナは、カーネリアン、グレー、ピンクの瑪瑙の塊の産地で、ときおり眼の模様を含む原石が採掘されています。
こういった瑪瑙は「ボツワナアゲート」と呼ばれることも。
レイクスペリオルアゲート
北アメリカにある湖、スペリオル湖で採掘された瑪瑙も有名です。
アメリカの五大湖周辺で発見されたもので、カラフルな目の模様が多数見られます。
スペリオル湖の瑪瑙は、ミネソタ州の公式宝石に指定されています。
また、ミシガン、ウィスコンシン、アイオワでも見られています。
ちなみに名前がカッコイイので、私はすぐに覚えてしまいました。
天眼石はなぜ人気があるのか?
アジア圏だけでなく、世界中の多くの人が天眼石に魅了されています。
自然がこのような完璧な円を作り出すことができることに驚嘆するわけですね。
天眼石は、ジュエリーに使用するために選ばれたり、お守りとしてポケットに入れる石として携帯されたり、コレクションに入れられたり、カボションにカットされたりします。
多くの人々は目のような模様がある瑪瑙は、大切にすべき価値のある特別な石であると信じています。
天眼石はどうやって見つかる?
風化によって母岩からあらわになった後、耕作地、川の堆積物、湖の岸辺などで瑪瑙を見つかることがあります。
ボツワナアゲートはザンベシ川などの堆積物から発見されたといいます。
レイクスペリオルアゲートは、湖岸、農耕地、掘削地など堆積物や土が露出している場所でよく見つかっています。
よく混同される天眼石
天然石の中には柄や風合いが似ているものもあります。
ほんのちょっと色合いが違うだけでも、別の名前を付けられることがありますね。
天眼石もそのうちのひとつですが、よく混同される石もあります。
ヘミアゲート
目の部分が立体的に半球状になっていることから、天眼石をヘミアゲートと呼ぶこともあります。
ちなみにヘミ(hemi)とは半分、という意味。
フォーティフィケーションアゲート
城の外壁に似た、角張った模様を持つアゲートの総称です。
地中の空洞の壁に層を重ねることで形成され、同心円状に層を重ねるごとに、空洞は少しずつ小さくなっていき、最終的には空洞全体が埋まります。
こうして天眼石の層の部分ができあがっていくわけです。
この層がカットした部分によって眼のように見えるわけですから、城塞の壁のように見える瑪瑙とはまた別の鉱石なんです。
しかし海外ではよく混同されていて、アイアゲートと表記されているのを見かけます。
海外の業者さんから直接買う場合はちょっと気をつけた方がいいでしょうね。

天然石好きが高じてstoriaという石屋さんにお勤めすることになった関西人。主に仕入れとデザインを担当していますが、最近は写真撮影も勉強中。これまでに買付にいった国はブラジル、中国、タイなど。特技はどこでも眠れること。
コメント
GWはお休みですか?
発送もされているのでしょうか
元気に営業中ですよ!
発送作業もいつも通りです。
ボツワナアゲートは聞いたことがありますがレイクスペリオルアゲートというのは初めて聞きました
まだまだお店では見られない石がたくさんあるものなんですね
ボツワナアゲートという表記は日本でもたまに見られますね。
レイクスペリオルは私もお店では見たことがないです。
国によって呼び方が変わったりするので、表記が違うだけで同じ鉱石だったりしますけどね。
ボツワナアゲートと天眼石はどう違うのでしょうか。
マダガスカル産のアゲートも似たような模様なので見分けが付きません。
アゲートの層になっている部分がカットすることにより、目のような模様に見える…
ということから天眼石と名がついています。
なので、鉱物名ではないんです!
ちょっとややこしいですよね。