ヒマラヤ山脈の文化的な側面 宗教との関係や薬用資源について

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ツルタです!神々が住む場所として水晶が好きな方から厚い信頼を得ているヒマラヤ山脈ですが、多くの文化的、神話的な側面もあります。

信仰の対象となるヒマラヤ山脈

ヒマラヤ 寺院

チベット、ブータン、インドのラダック、シッキム、アルナーチャル・プラデーシュ、スピティ、ダージリンなどの地域に金剛界仏教の遺跡が多数存在していて、ブータン、シッキム、ラダックにも多くの僧院が点在しています。

ヒマラヤ山脈近域にはヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教、シーク教などの宗教的意義のある場所がいくつか存在しています。

宗教的な場所の有名な例としては、パドマ・サンバヴァがブータンで仏教を創設したとされるパロ・タクツァンが挙げられます。

ヒマラヤ山脈のアシュタパッド山は、ジャイナ教の最初のティールタンカラ(救済者・祖師)であるリシャブデーヴァが悟りを得た聖地と言われています。

リシャブデーヴァが涅槃に達した後、彼の息子であるバラタ・チャクラヴァルティン皇帝が3つのストゥーパと24のティールタンカラの祠を建て、そこに宝石をちりばめた偶像を置いてシンニシャと名付けたと言い伝えられています。

ヒマラヤ山脈

ヒンドゥー教徒にとって、ヒマラヤはすべての山の王であり女神パールヴァティの父であるヒーマーヴァトとして擬人化されています。

ヒンドゥー教徒にとって最も神聖な巡礼地はカトマンズにあるシヴァ神を祭る寺院パシュパティナートと聖地ムクティナートの寺院群であり、サリグラムと呼ばれる神聖な黒い岩があるためサリグラマとも呼ばれています。

仏教徒もヒマラヤ山脈を重要視しています。

標高約3120mの切り立った岩壁に建てられているパロ・タクツァンはブータンにおける仏教の始まりの聖地とされています。

ポプラの木立の木は84人の古代インドの仏教の魔術師やマハシッダの杖に由来すると信じられているのです。

サリグラムをガウォ・ジャグパとして知られるチベットの蛇神の代表とみなしています。

ヒマラヤの人々の信仰と多様性は、建築、言語、方言、信仰、儀式、衣服様々な形で現れているんです。

さらに、手織りの織物がそれぞれの民族的背景に特有の色やパターンを示すことがあり、ジュエリーを大切にする人々もいます。

一例として、ライ族やリンブ族の女性は大きな金のイヤリングや鼻輪をつけ、宝石で富を示します。

ヒマラヤ山脈近郊の薬用資源

薬用資源

ヒマラヤには、多様な薬用資源があり、植物の根、花、茎、葉、樹皮など、さまざまな部位が病気の治療薬として利用されています。

例えば、トドマツの樹皮エキスは咳や気管支炎の治療に、アカザカズラの葉と茎のペーストは、傷や蛇に噛まれたときの解毒剤として使用されています。

ヒマラヤの裸子植物、被子植物、シダ植物の5分の1近くが薬効を持つことが分かっていて、さらに今後も発見される可能性がある場所でもあります。

アジアやアフリカの一部の国では、人口のほとんどが処方箋などではなく薬用植物に頼っていて、。ヒマラヤでは多くの人々が薬用植物を唯一の癒しの源としている状態です。

植物は重要な収入源であり、地域内外の経済や近代産業の発展に寄与しているともいえます。

唯一の問題は、地元の人々が木材のためにヒマラヤの森林を急速に伐採しており、しばしば違法に伐採していることが挙げられます。

ヒマラヤ山脈は宗教や医療など人々の生活に根深く関与し、時に信仰の対象にもなっています。

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