エメラルドを豊かな緑色にしている重要な元素であるクロムによって着色されたダイオプサイド。それがクロムダイオプサイドです。
クロムダイオプサイドの意味と効果
発想力や決断力をサポートしてくれるパワーストーンとして、男性に人気のある天然石です。
深みのあるグリーンカラーが心を鎮めて、理性的に活動するための助けになると言われています。
前向きな気持ちをキープしたい人に身につけていただきたいパワーストーンですね。
クロムダイオプサイドのお手入れ方法
クロムダイオプサイドのモース硬度は5.5で、オパールやタンザナイトに似ているため、着用回数の多いリングでは保護する必要があります。
激しい運動の前には、クロムダイオプサイドのジュエリーを外し、他の宝石やジュエリーとは別に保管してください。
ダイオプサイドは、中性洗剤で洗浄し、柔らかいブラシを使ってお手入れするのが良いですよ。
その際、あまり強くこすりすぎないように注意しましょう。
主な産地はシベリア
極寒のシベリアでは1年中緑が少ないのですが、それを補うためか、自然はこの雪深い地域に鮮やかな緑色のクロムダイオプサイドを豊富に堆積させてくれたのです。
クロムダイオプサイドは、東シベリアのサハ州イナグリという場所で採掘されます。
この地域は、ダイヤモンドの埋蔵量が多いことで知られていて、世界の主要な鉱床となっています。
純粋な緑色が魅力的な宝石は、一般的に希少で価格も高くなります。
緑色の宝石の中で最も価値が高く、人気があるのはもちろんエメラルド。
ツァボライトやデマンドイトガーネット、クロムトルマリンも豊かな緑色をしていますが、最近では入手が困難になってきており、価値が上がってきています。
そして1988年、ロシアから画期的な新しいグリーンの宝石が出たという噂が業界で流れ始めました。
ヨーロッパに出回ったこの素材を見たディーラーは、色がツァボライトやクロムトルマリンに似ていると絶賛し、価格もこれらの宝石よりも手頃だと絶賛しました。
ディーラーがロシアの宝石を販売するための新たな可能性を模索し始めてから、ラッシュが始まりました。
クロムダイオプサイドは、ダイヤモンド、エメラルド、アレキサンドライトと並んで第一種輸出品目に指定されたのです。
色が濃ければ良いというわけではない
クロムダイオプサイドは、緑色に輝いていますが、この色が理想的でない場合、グリーンが少なすぎるというよりも多すぎるという傾向があるのです。
これは3カラット以上のサイズで起こりやすく、グリーンが暗すぎて黒に見えることもあります。
しかし、小さなサイズのクロムダイオプサイドは、鮮やかで新鮮なグリーンカラーの輝きを放っています。
ピュアで豊かなグリーンカラーを持つ、最も手頃な宝石といっていいでしょう。
それは利用可能なスタッドピアスやペンダントのための完璧な緑の宝石になります。
コーディネートもしやすいパワーストーン
クロムダイオプサイドの深みのあるグリーンカラーは、アースカラーのファッションによく映えます。
クロムダイオプサイドの豊かな緑がは他のパワーストーンとも合わせやすく、エレガントな装いにもハマります。
天然石に魅せられて仕入れのために世界各国を飛び回る、Storiaの店長です。大阪市福島区で育った二児の父。学生のころからミネラルショーにも参加するほど石が好きで、中国やロシア、ブラジルに原石を探しに行ったり、アメリカでクリスタルヒーリングのセッションを受けたことも。特技は何でも食べられる(ようになった)こと。
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