宝石を購入する時に気をつけたいポイント 買う場所、産地での価格、模造石への注意

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ツルタです!宝石や天然石はいったいどこで買うのがベストでしょうか?採掘されている国か、カットや研磨を行っている国?今回はその辺りについてお話します!

特定の産地でしか採れない宝石

タンザナイト ルース

世界でもその一カ所でしか見つからない、特定の土地でしか採れない宝石というのがあります。

例えば、タンザナイトはタンザニアのメレラニ丘陵の約10kmに広がる大地でしか見られません。

ズルタナイトという特殊な種類のディアスポールはトルコのアナトリア山脈でしか見られず、ラリマーはドミニカ共和国でしか採取されません。

オーストラリアには、ある特定の地域にしかないオパールがあります。

特に品質の良い宝石が採掘される国

「最高品質の宝石を産出すること」で有名な場所もあります。

例えば、ミャンマー(旧ビルマ)は世界で最も透明度の高いルビーの産地として知られており、カシミールでは究極のサファイアが、コロンビアではエメラルドが非常に珍重されています。

ではこういった場所でしかその宝石が買えないか、というとそうでもありません。

宝石の原産国で購入するのがベスト?

面白いことに、たとえ特定の宝石がある国で産出されると知っていたとしても、その国で買うのが一番いいとは限りません。

宝石業界ではよく知られていることですが、鉱山に近ければ近いほど、高価な偽物や模造品に出くわす可能性が高くなるのです。

なぜか?

鉱山の近くに住む不謹慎な人は、宝石を熟知していて、説得力のある本物に見せるための複製方法を学んでいるからです。

見分けるのは、よほどのことがない限り、非常に難しいですし「鉱山の近くだからまさか偽物ということはないだろう」という先入観も働きます。

経験豊富な宝石のプロでさえ、偽物と本物の宝石の違いを見分けるのは難しいかもしれません。

宝石を購入するのに適した場所とは?

サファイア 原石

例えば、タイはサファイアの原料となるコランダムの世界的な産地です。

しかし、タイは世界中から宝石を輸入し、宝石のカットと研磨の世界的な中心地であるため、宝石を購入する上では膨大な選択肢がある国と言えます。

例えばコロンビア産のエメラルドはタイで買った方が確実に安くなります。

とはいえ、タイは宝石取引の中心地であるため、詐欺師も多く、正しい質問をし、正しい証明を得るなど、知恵を絞らなければいけません。

同様に、スリランカではさまざまな宝石を見つけることができます。

スリランカは休暇を過ごすのに最適な美しい国であると同時に、素晴らしいサファイア、ムーンストーンスピネル、ジルコン、その他多くの宝石を提供してくれますが、やはり詐欺師が多いのです。

模造石への注意

海外での宝石の購入には、細心の注意と常識的な判断が必要になります。

何かおかしいな、と感じることがあったら立ち止まってしっかり考えること。

そうでないと偽物をつかまされる可能性があります。

さらに気をつけたいのはすり替え。

眼の前で安価な別の宝石とすり替えられる可能性もあります。

日本ではこういった経験をすることがありませんから、被害にあってからまさか自分が詐欺にあうなんて…とショックを受ける人も多いです。

取引時には商品から目を離さないように気をつけましょう。

     

コメント

  1. 匿名 より:

    原産地でまさかニセモノなんてないだろうと思ってますね確かに。気をつけよう。

    • ツルタレナ@デザイン担当ツルタレナ@デザイン担当 より:

      まず日本人はお店で買物をする時に「偽物かな?」と思うことがないんですよね。
      だから海外では結構狙われちゃったりします!

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